曲を連続して演奏する

8/20は大阪市北区でボサノバ&ポップ・カフェin音太小屋。8/22は西宮市のTrenoiseというお店でのライブでした。
ライブごとに、小さくても何かパフォーマンスを工夫しようと思ってやっています。
最近やっているのは、その日の演奏曲目の中で、2〜3曲を、切れ目なく演奏すること。今のところはどうも単にMC無しで続けているだけ、みたいな感じなのですが、自然に繋がっている状態を実現したいのです。私の場合、一曲は大体3分から長くても6分ぐらいなので、2曲続けると約10分。3曲続けると12〜15分。勿論、続けて演奏する理由があるわけで、盛り上がり、つまり山場を作りたいということと、演奏のテンションを維持したいということです。ただ、考えておかなければならないことがあります。それは、続けて演奏した時に、チューニングの狂いにくい曲を選ぶこと。いくら演奏者が一生懸命演奏していても、チューニング狂ってると、聴いてる側がたまりません。勿論演奏している側も満足度ゼロ。この辺、鍵盤楽器だと、その心配しなくて良いかもしれません。チューニングの狂った演奏は聴くに耐えません。これのクリアは結構難しいです。
ギターの場合、高音側の1〜3弦がとても狂いやすい。つまり、弦が細くなるほどチューニングが狂いやすいのです。私のギターに現在貼っている弦は、
6:ダダリオPB0.052(8/21)
5:ダダリオPB0.042(8/21)
4: ヤマハFS5240.033(8/21)
3: ヤマハFS5230.025(8/21)
2: ヤマハFS5220.016(8/21)
1: ヤマハFS5210.012(8/21)
ということで、1弦が0.012mm。フォークギターに使用する1弦の場合、大体0.010mm〜0.013mmというところでしょうか。太い弦ほどチューニングは狂いにくいですが、指で弾くのですから、1弦あたり10kg以上の張力がかかっている上、さらに弦が太いとなると、演奏出来なくなってしまいますので、曲を連続して弾く場合、現在張っている弦の太さが丁度良いのかも知れません。また、曲にもよりますが、私の場合、ピックで弾く曲よりも、フィンガーピッキングの曲で弾く曲の方がチューニングが狂いやすいです。先日、あるライブでガットギターの4弦が演奏中に切れた方を見ました。ガットギターは基本ナイロン弦なので、とても切れにくいですが、その中でも4.5.6弦はナイロン繊維を金属線で巻いているので切れやすいのです。
話を戻しますと、演奏の盛り上げとテンションの持続の為に曲を続けて演奏する。でも、これ、演奏者のテンション上がっても、聴いてる方のテンションが上がらないと意味ありません。その日の演奏開始前に演奏者がお客様にこれからやることを少しずつ周知していく。突然演奏が始まって「びっくりー!」というのも有りだと思いますが、やはり理解されていないのはダメかも。
ライブやってて感じるのは、場所によって、同じ曲でも違う反応があることです。新しい曲を初めて演奏する時はこちらに余裕がありませんから、曲の細部の反応まで分かりにくいのですが、2回、3回と演奏を重ねていくと、この曲のこの部分、こういう風に演奏しないと、伝わりにくいだろうなあ、とか、こうしたら気持ちが入ったみたいなことがわかってきます。最初から分かってればいいのですが、なかなかそうは行きません。ということで、伝わるようにする為の工夫が必要ですし、ある時点で完成形になったと思えても、しばらくすると、違うアレンジを思いつくかもしれません。私の場合、以前の自分の曲を改めて演奏すると、コードを変えたり、歌い方を変えたり歌詞を変えたりと、色んなことをします。それによって、少しでも曲のイメージが伝わりやすくなれば良いと思うのです。9月1日に8月のことを書いてるのですが、この文を書くのに結構時間がかかりました。
長くてすみません。

ボサノバ&ポップ・カフェ、横井勝己
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